1月18日は、池田馬頭観音にまつられている駿馬「池月」の母馬の命日で、多くの方々が参拝されていました。「池月」は、源頼朝の愛馬となった馬で、源平宇治川の戦で佐々木四郎高綱が宇治川の急流をおしきって一番乗りの功名をたてて軍功第一とうたわれている駿馬です。その駿馬「池月」と別れてから、母馬は、ある時は野を駆け回り、ある時は池田湖を無心に泳ぎ回っていましたが、ついに思い余って小浜の高い断崖にかけ登り、自ら身を投じて死んだと伝えられています。この母馬に同情した村人たちがその霊を慰めようとして石塔を建てて祀ったのが小浜馬頭観音です。集落の人たちが総出で草払いをし、参拝者へのおもてなしをしています。かつては、馬行列があったり、花婿・花嫁さんの新婚さんが相合い傘で参拝したりということもあったようです。この日の参拝は、牛馬の生産保有安全を祈願する日となっていて、たくさんの方が訪れていました。