今から約5年前に発生した東日本大震災。6年生の社会科の学習では、大規模な災害が発生した時に、政治はどのように関わっていくかの学習はしてきましたが、実際に、その現場に災害派遣という形で行かれた方の話を聞くことで、社会科への興味・関心が深まっていくだろうと相談したところ、当校の卒業生もあり、水道課に勤務している久保さんが、石巻市に1か月滞在されていたということで、話をしていただきました。地震・大津波が発生してから8か月経過した時点での派遣でしたが、約300枚の写真を見せていただきましたが、改めて大きな災害であったことを感じさせられました。瓦礫として428万トンがあり、一年間に処理できるは6万トンで70年かかるといわれたものが、国の政治の力で2年前には完了したとか、地盤沈下で1m20cm沈み込んでいたりとか、ゴミの山から自然発火が起こり、火災が発生したのでガス抜きをしたりとか、地中の埋めてある水道管は地表に出しライフラインの復旧に最優先で取り組んだとか、復興拠点となる市役所の建物が大きな被害から免れ対応できたとか、案内してくださった方が自宅や実家が建っていた箇所を案内され、涙ながらで話をされたりとか、実に生々しい実体験を教えていただきました。子どもたちがどのように感じてくれたのかは、宿題として出してありますので、その感想を読むことで、大きな災害から私たちは学んでいかなければなりません。