2016年1月18日月曜日

小濱馬頭観音例祭

池田湖畔にある「小濱馬頭観音」の例祭は、1月18日と決められています。これは、名馬「池月」と関連しています。源頼朝の愛馬となった池月は、源平宇治川の闘いで佐々木四郎高綱が急流をおしきって一番乗りの功名を立てた馬ですが、その母馬が、わが子馬と別れなくてはならなくなり、小濱の高い断崖が身を投じて悶死したのです。その母馬の我が子を思う身上に、池田の村人達はその霊を慰めようとして石塔を建てて祀ったのです。これは、今和泉島津家初代の島津忠郷の代、牛馬匹生産保有安全祈願霊験の守護神として勧請し創建したと言われ、命日が1月18日となっていることから、例祭日となっています。かつては、当校は馬頭観音参拝の日を一日遠足と定めていたともいわれています。当時の華やかさはありませんが、訪れる方々がおられ、名残をとどめています。